舌下免疫療法とは

アレルギーを引き起こす原因となる物質であるスギの液体エキスを少しずつ舌下より体内に吸収させて、徐々に増やす事により、体をエネルギーの原因物質に慣れさせる治療法です。
通常治療期間は3〜5年にわたります。

【舌下免疫療法による治療効果】

シダトレンによる舌下免疫療法を約2年間行うと
約6割の人が花粉症の症状が軽くなり、
・くしゃみ・鼻水・鼻詰まりが軽くなる、もしくは消失する
・眼のかゆみ・涙目が軽くなる、もしくは消失する
・花粉飛散期のアレルギー治療薬をあまり、もしくは全く使わなくてすむ

約2割の人は症状が出なくなると言われています

【治療開始時期】

治療開始は6/1から11/30までです。
アレルギー反応が生じる可能性を考え、スギ花粉の飛散が始まる直前や飛散時期(12/1から5/31)には治療を行う事は出来ません。

【治療継続期間】

スギ花粉が飛んでいない時期も毎日舌下投与の必要があります。
通常治療期間は3〜5年です。最低でも3年以上は治療を継続してください。

【治療の流れ】


① 初回受診時は治療の説明、診察、アレルギーの血液検査を行います。
② アレルギー検査結果にてスギアレルギーがある方に後日治療を開始します。
③ 初回治療はアレルギー反応の有無を見るため、当院で投与を行います。投与後30分間、待合室で経過観察します。初回投与日は時間がかかりますのでご容赦くださいませ。

 以下の方は治療を受けることが出来ません

・スギ以外のアレルギー性鼻炎の方
スギ花粉の治療法のため、ヒノキ・ダニ・ハウスダストなどの他のアレルギー物質では効果が出ません。
・12歳未満の方
・重度の気管支喘息の方
・がんや免疫系の病気がある方

 また以下の方は治療に際して注意が必要です

・アレルゲンを使った治療や検査、またスギ花粉を含んだ食べ物によってアレルギー症状を起こしたことがある方
・気管支喘息の方
・65歳以上の高齢の方
・妊娠中の方、授乳中の方
・抜歯や口の中の術後、また口の中に傷や炎症のある方
・重度の心疾患、肺疾患および高血圧のある方
・ステロイドの内服薬や注射薬の投与を受けている方
・非選択的β遮断薬、三環系抗うつ薬、モノアミンオキシダーゼ阻害薬服用中の方

【生じうる副作用】

○軽い副作用(50人に1人未満の確率)

・舌の下のはれ、口の中のはれ、口内炎
・口の中や、のどのかゆみ
・耳、鼻、目、皮膚のかゆみ
・頭痛
・くしゃみ、鼻水、鼻づまり
・耳やのどの違和感
・咳
上記の症状が生じた場合は様子をみて、翌日症状が続けば受診してください。

○重い副作用 アナフィラキシーショック

シダトレンを用いた舌下免疫療法では、アナフィラキシーショックの報告はありませんが、可能性は全くないと完全には否定できません。

・突然のショック症状(意識が遠くなる、呼びかけても返事が無い、脈が速くなる、不整脈、血圧低下)
・呼吸器症状(声がかれる、胸がしめつけられる、呼吸困難、胸がヒューヒュー・ゼーゼーする、顔や唇が青くなる)
・皮膚症状(全身が赤らむ、顔がはれる、じんましんなど)
・眼の症状(よく見えない、視野が狭くなった)
・お腹の症状(胃が痛む、嘔吐が続く)

上記の症状が生じた場合は、アナフィラキシーショック(重度のアレルギー)の可能性がありますので、直ちに救急車を要請するなどの迅速な対応をしてください。

【まとめ】

シダトレンによる舌下免疫療法を行うと

①約6割の人が花粉症の症状が軽くなり、約2割の人は症状が出なくなると言われています
②しかし約2割の方は効果が出ません
③少なくとも3年間、毎日舌の上に薬を滴下させなければ効果が得られません
④命にかかわる副作用が絶対出ないとは言えない

以上を御理解いただき、シダトレンによる舌下免疫療法を希望される方は当院にお問い合わせ下さい。

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