あなたの「胃の健康度」「ピロリ菌の有無」を血液で検査してみませんか?

なぜピロリ菌か?

最近話題のピロリ菌に感染すると、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎を引き起こします。
ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎は慢性活動性胃炎とも言われる萎縮性胃炎を経て一部は胃がんを引き起こすことが知られています。
日本人のピロリ菌感染者はおよそ3500万人と言われており、特に50歳以上の人で感染している割合が高いとされています。

ピロリ菌と潰瘍・胃がん

胃潰瘍や十二指腸潰瘍の患者さんでピロリ菌に感染している場合、ピロリ菌除菌療法を行うことによって、大部分の潰瘍の再発が少なくなることが確認されています。
また胃がんについてもピロリ菌を除菌した人と除菌していない人では、除菌をした人は胃がんの発生率が約1/3と低くなります。

検査方法

ピロリ菌の有無については内視鏡中の胃カメラ時の細胞検査や血液検査などで調べることが出来ます。
でも胃カメラ検査となると、考えただけでえづいてくるので、気が進まない方もおられるかと思います。
自分がピロリ菌に感染しているかどうかを取りあえず知りたいという方には、二種類の血液検査を組み合わせることによって「胃の健康度」を調べる方法があります。

ヘリコバクター・ピロリ抗体検査

胃がヘリコバクター・ピロリ菌に感染していないか調べる検査です。ピロリ菌は胃潰瘍・十二指腸潰瘍の主な原因と考えられています。ピロリ菌に感染している方は感染していない方と比べて約3倍胃がんになる可能性が高いと言われています。

ペプシノーゲン検査

「ペプシノーゲン」という物質の血中濃度を測定することで胃粘膜の健康状態(萎縮度 慢性的な胃炎の程度)を調べる検査です。
多くの胃がんは胃粘膜の「萎縮」を経て発生すると考えられています。ペプシノーゲン法陽性の方は陰性の方よりも高い確率で胃がんなどの病気が発生すると言われています。


【Aタイプ】
健康的な胃粘膜で、胃の病気になる危険性は低いと考えられます。
【Bタイプ】
少し弱った胃粘膜です。胃潰瘍・十二指腸潰瘍などに注意しましょう。一度胃カメラ検査を受けましょう。
【Cタイプ】
弱った胃粘膜です。胃がんなどの病気になりやすいタイプ。一度胃カメラ検査を受けましょう。また定期的な胃カメラ検査をお勧めします。
【Dタイプ】
かなり弱った胃粘膜です。胃がんなどの病気になるリスクがあります。必ず胃カメラ検査を受けましょう。また必ず毎年胃カメラ検査を受けましょう。

Aタイプの方は胃の病気の「低危険群」C、Dタイプの方は「高危険群」、Bタイプの方はその中間にあたります。
ピロリ菌感染による持続的な胃粘膜での炎症、細胞のDNA変化により胃の発癌促進が知られており、まずピロリ菌の有無・胃粘膜の萎縮度合を血液検査で確認してみませんか?

※保険適応外のため、検査は自費治療となります。
ピロリ菌陽性と判明した場合は、胃カメラ検査を受けていただければ、保険診療にて除菌療法を行わせていただきます。

御親族の方がピロリ菌陽性であったり、御親族の方が胃がんの治療を受けられた方、ピロリ菌が気になる方は一度当院に御相談下さい。

 

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